蓮弁作り「漆の乾燥」
前回につづき、3、4年生「木製品修復」蓮弁作りの「漆の乾燥」を紹介します。
漆の乾燥にはある程度の湿気が必要です。
今回はきり霧吹きで湿気を与えたダンボールの中に入れ、乾燥させます。
完成した蓮弁はとても綺麗ですよ。
これを学んでから、修復の授業へと進んでいきます。
蓮弁作り「漆塗り」
3、4年生「木製品修復」の蓮弁作りという授業の「漆塗り」を紹介します。
砥ノ粉(砥石の粉)に水と漆を加えたもの(錆びうるし)を下地として塗り固めていきます。
乾燥後やすりがけをして整形し、再度漆を塗っていきます。
次回は、蓮弁を乾燥させていきます。
ホットテーブル稼動
油彩画修復で使用するホットテーブルの試運転をしました。
3、4年生「油彩画修復」
50度くらいの熱を加えながら、除々に空気を引いて真空の状態にします。
変形してしまった油彩画の表面を修正するときに使用します。
年明けの授業で使用する予定です。
「油彩画修復実習」
保存修復専攻3年生の「油彩画修復実習」がスタートしました。
今回の実習では、柏村勲先生が学生時代に描いた人物画2点を修復教材としています。

木枠から外され丸めて保管されされていた作品を、仮枠にクラフト紙などを
利用して張っていきます。
紙が水に塗れ、収縮しながら乾燥していくときの力を利用して、変形した
キャンバスを平らに引き伸ばしています。


皆さん処置後の寸法を真剣な面持ちで測っていますね。
「木製品修復基礎2」
保存修復専攻3年生の木製品修復基礎実習が行われています。
今回の実習では、仏像の座る「蓮華座」の連弁一片を古典彫刻技法を
使って各自が製作していきます。
写真から連弁を三面図におこし、それを基に粘土で作った塑像を参考に
しながら、檜の角材に鑿で連弁を掘り出していきます。


みんなさん初めてですが、とても真剣に作業していますね。

刃物は切れ味が命、道具の手入れも重要です。
「洋書製本」
保存修復専攻1年生の洋書製本実習がスタートしました!
道具や本の構造について学び、今後の修復実習に必要な基礎知識を身に付けます。
まず手始めに、お気に入りの文庫本を解体し、世界に一つだけのオリジナルハードカバーに製本していきます!


「文書修復」
保存修復専攻2年生の文書修復実習がスタートしました!
本校では2007年度より「NPO法人歴史資料継承機構」の協力を得て、南伊豆町地域文書を授業用教材としてご提供いただいています。



授業を通じて歴史資料の保存修復を体験しながら、同時に社会貢献に寄与することができます。
現在、講師の櫛笥節夫先生(元宮内庁書陵部)による丁寧な指導の下、学生達が初めての虫損直しに奮闘中です!
保存修復専攻後援 講演会のお知らせ 『糊を炊く。日本画修復vs東京製本倶楽部』
保存修復専攻では各科展の一環として、『東京製本倶楽部』の講演会を東美祭2日目の25日に行います。
修復作業で欠かせない『生麩糊』について、3名の先生方に実演とお話をしていただきます。
製本制作に興味のある方はもちろん、どなたでもご参加ください。入場無料・事前申し込み不要。
■『糊を炊く。日本画修復vs東京製本倶楽部』
-生麩糊って、なに?・・その実演と討論-
島田達生(島田錦珪堂/東洋美術学校保存修復専攻講師)
VS 岡本幸治(製本家/ランビエンテ修復芸術学院紙作品修復科講師)
VS 鈴木英治(吉備国際大学文化財学部教授)
2009年10月25日(日) 13:30-16:00(入場無料)
場所: C棟C-1教室(地下教室)
主催:東京製本倶楽部 http://bookbinding.jp/
表装や日本画修復の作業では伝統的に生麩糊を使ってきました。
デンプン糊の一種である生麩糊とはどんな糊なのでしょうか?それぞれの工房の作業体系によって
糊の作り方、使い方が様々に工夫されていると言われています。
多様な種類の洋紙や革を使うルリユールにとってはどんな糊が良いのでしょうか。
日本画修復の島田達生さんに糊炊きの実演をしていただき、糊の原材料、糊の扱い方、糊の大切さ、
仕事での使い方などについての話を聴きます。
ルリユールや書籍修復にとっての糊、保存科学にとっての糊の話をまじえながら、生麩糊についての
対話と討論を深めたいと思います。皆様の活発なご参加をお願いいたします。誰でも参加できます。
「油彩画修復基礎:充填/整形/補彩」

保存修復専攻2年生が、油彩画修復の基礎演習を始めました。
絵画作品の欠損部などに対する外観の修復処置を、練習用サンプルを使って実習していきます。
欠損部に充填剤を入れ、表面を整形し、その上に水彩絵具で補彩を行っていきます。
充填剤を整形するときは光を横から当て、表面の形状が強調されるようにして作業を行います。
デリケートな作業なので、みなさん真剣です。
「日本画模写」


保存修復専攻の2年生が、「源氏物語絵巻」の模写を始めました。
今回は現状模写といって、絵具の剥落や損傷などもそのまま克明に写し取っていく模写を行っています。
転写の方法は「上げ写し」といって、手本の上に薄い紙を置き、その紙を巻き取りながら残像現象を利用して写し取っていきます。根気と集中力が必要な作業ですが、みんながんばって完成を目指しています。
ART SCHOOL LIFE 2010/現役美術系学生たちのスクールライフ
「アートスクールライフ2010」に保存修復科在校生の古谷さんが誠文堂新光社発行の掲載されました。




保存修復科の在校生、「古谷さん」が誠文堂新光社発行の
「アートスクールライフ2010」の現役美術系学生たちの
スクールライフ特集にて取材を受けました。
古谷さんの授業風景や作品、カバンの中身チェックなど。
なかなか見ることの出来ない「保存修復」の世界が分かりますよ。
書店で見かけたらチェックしてみて下さいね。
美術系大学・専門学校受験オールガイド2010
著者、編者名 アートスクールライフ編集部 編
価格 定価1,890円(本体1,800円)
ISBN 978-4-416-80968-6
内容紹介
全国の美術系大学、専門学校、スクール、予備校
などを182校収録。それぞれの特色や学部・学科
構成、募集人員、学費、入試項目などを掲載。
リアルな学生生活も紹介します。
保存修復専攻1年 「油彩画」
油彩画実習では、各自が生のキャンバスを自分で張り、膠を塗った後、2種類の下地剤を施しました。
リンゴをモチーフに、それぞれ違う描画方法で描いていきます。



演習と講義を通し油彩画に使用する材料や道具についての理解を深め、修復処置のために必要な素材知識を身に付けていきます。
文書修復
書籍や書状など、和紙に記された資料を保存していくための修復を行います。
破れや虫損(虫に喰われたことによる欠損)を直し、補強のために裏打ちを施し、元の形・元の綴じ方で製本します。
綴じ方は書籍によって様々なので、解体する前にきちんと記録をとっておきます。

書籍を閉じるための紙縒り(こより)を和紙で作ります。ものすごい丈夫です!

穴をあけ紙縒りを通します。
日本画(材料)
日本画で使用される材料や技法についての理解を深め、日本画修復実習に必要な基礎知識を身に付けます。
礬砂引きした和紙をパネルに水張りし、膠で溶いた岩絵具で描いていきます。
念紙を使ったトレース方法や、筆の使い方などについても学んでいきます。

材料や技法を理解するために、デジカメなど写真で記録してしている学生もいます。
木製品修復基礎
保存修復専攻1年生が干し柿をモチーフに木材(カツラ材)を
使って木彫の授業の紹介です。

この授業では、簡単な実技、講義を通じて、木製品の基礎知識・基本技術を行い、
木彫を通じて立体についての感覚的な理解を深める。という授業です。

保存修復科では、4年間で油彩画・日本画・染織品・木製品・洋紙・文書
まで、6分野の保存修復が学べます。
表装
保存修復専攻2年生が「表装技術」の授業を行いました。

生麩糊の使って「裏打ち」と呼ばれる作業をしている様子です。


保存修復科では、4年間で油彩画・日本画・染織品・木製品・洋紙・文書
まで、6分野の保存修復が学べます。
紙を色々と研究しています。
保存修復科では、4年間で油彩画・日本画・染織品・木製品・洋紙・文書
まで、6分野の保存修復が学べます。
和紙は和装本製作や文書修復、その他にも日本画修復や表装などの
授業で使用します。
その他の分野の修復作業にも使用されている伝統的な素材です。
油彩画修復実習
保存修復科では、4年間で6つの修復を勉強することができます。
油彩画実習の中で行う「キャンバス作り」のための木枠と亜麻布です。
キャンバスを専用の道具を使って自作しながら、材料の特性を理解します。
保存科学や修復作業だけではなく、キャンバス制作や油彩画を描いてから
修復の実習に入っています。
保存修復(木製品)の授業紹介 その1
様々な美術品などの修復・保存の勉強を紹介していきます。1回目は、「連弁作り」作りです。


保存修復科では、4年間で油彩画・日本画・染織品・木製品・洋紙・文書
まで、6分野の保存修復が学べます。
木製品修復のための基礎として、仏像の台座などに使われている蓮の花弁、
「連弁作り」を行っています。
基本的な道具の使い方や、材料についての理解を深めて実際の修復作業に
役立てています。
フランス国際展にて入選!
造形美術科4年 浅野洋子さんが
「ドローイング・デッサン・版画コンクール」国際展にて2年連続で入選しました!

2008年11月18日(火)~11月23日(日)
Musee des Collections Privees(ミュゼ デ コレクション プリヴェ:パリ)にて展示
名誉審査員:ポール・アンビーユ(ル・サロン名誉会長/テーラー財団前会長)
審査委員:ジャン・マリ・ザッキ(ル・サロン名誉会長)、エルベ・ロワリエ(ポリテック大学美術教授)、ロジョ・ブイヨ(美術評論家)
この作品(版画)はコラグラフという技法で制作されたそうです。コラグラフとは「コラージュ」する版画というような意味で、版材に素材を張り付けたりニスやジェッソを付けたりして凹凸をつくり、それを版にして刷る版画です。コラグラフは特に決まった形がないので、いろいろな形にアイディアを膨らまして作品作りできる面白い技法だそうです。


