洋式本修復(表紙作り)
洋式本修復も大詰めに入りました。 バラバラになっていた本は、汚れの除去や補修、
かがり直しまで進んで来ました。今回は最後の表紙作りとなりました。本の大きさや厚さに
あわせて厚紙を切り表紙の芯を作ります。
本のイメージに合わせ生地を裁断し、当たりを付けた場所に切った芯(厚紙)を
並べてみます。 次に、 生地裏に糊を付けて竹べらで丁寧に折り込んで行きます。
かがり終えた本体に表紙を取り付け完成です。取り付けたときに表と裏表紙の長さが
ずれていないか先生がチェックしています。 はい!良くできましたね。
完成!! 皆さん良く頑張りました。 先生、 ありがとうございました。
表装(掛け軸をつくる)・2年生
本画の裏打ち(裏面に和紙を一枚張り込む)、生地の裏打ちも終わり、いよいよ掛け軸の姿に
なってきました。
表装した布地の上下に「八双と軸棒」を削って作り、取り付けます。
しっかり糊付けして隙間無く、くるんでゆきます。
もう少し作業が残っていますよ。自分で作った掛け軸がもうすぐ完成。 楽しみだなー。
洋式本修復
洋式本修復の授業もかなり進行してきました。
本は色々な「かがり」によって一冊の本になります。今日は、「かがり」について学びましたので
実際に「かがり台」を使用して行ってみましょう。


解体した本の破損ページを修復した後、事前調査に基づき1ページずつ元の姿に戻してゆきます。
蘇った本の姿を見るときが楽しみですね。

この授業は3年生、4年生の選択授業です。他にも文書や表装、分析演習などがあります。
油彩画材料
良く知られている絵画修復の代表と言えば油彩画でしょうか?
この授業では油彩画の組成や、制作過程を学びます。
今日は色合わせをしてみましょう。

限られた色でどれだけ近づけられますか? がんばって!!


掛け軸の制作
2年生の表装授業では、仮張り作りや和紙の取り扱いを学び、いよいよ掛け軸制作に入って来ました。
生地を厳選して和紙を裏打ちしました。先生の説明を良く聞いて下さいね。
寸法に間違いありませんね・・? それでは「丸包丁」で切り落します。

先生!! この部分は、○○寸でいいんですか? はい!そうですよ。
日本画材料
1年生は日本画について初めて学びます。日本画が描かれるまでの行程を辿ってみましょう。
下塗りに使う胡粉(貝殻の粉)を、膠水(膠を水で膨潤したもの)と適量混ぜて良く練りこみ、団子状にします。
団子状の胡粉を100回、叩いて空気を抜きながら膠と良く馴染ませます。落とさないようにね!
水を入れてから指で丁寧に溶きだします。なめらかになるまでしっかりと・・・。
良く溶けた胡粉の液をパネル張りした和紙に刷毛で塗ります。 これで下塗りはOK.。
来週は顔料を塗ってみますよ・・・。
洋紙修復
洋紙修復授業では、バラバラになった本のページを使って、脱酸処理の授業が行われました。
いずれも長い月日により酸化して黄色く変色していますね・・・。

水酸化マグネシウムと炭酸水でアルカリ水溶液を作っています。

洋紙修復は洋書の修復と密接な関係にあります。

水彩風景写生
1年生は4月に入学して以来、現在マテリアル(材料)実習期間です。
花が沢山咲いているこの時期の風景写生は、とても気持ちが良いですね。
今回は学校から近い新宿御苑。水彩絵の具で好きな場所を選んで・・。
さあ思い切り描いてみましょう! まずは鉛筆で当たりをとって・・・と!

お弁当は持ってきたかな・・・?

洋式本修復
傷んだ本の修復を手がける前に、本についての基礎知識と
製本について学びます。今日の授業は製本でのかがり方練習です。
針で指を刺さないように気をつけて・・・ね。



写真演習
保存修復では修復されるものの状態を事前に記録するのですが、
その記録法のひとつに写真があります。より正確な状態を残すため
写真の技術を学びます。皆、真剣ですね。

カメラを理解するのが先決です。

蓮弁作り「漆の乾燥」
前回につづき、3、4年生「木製品修復」蓮弁作りの「漆の乾燥」を紹介します。
漆の乾燥にはある程度の湿気が必要です。
今回はきり霧吹きで湿気を与えたダンボールの中に入れ、乾燥させます。
完成した蓮弁はとても綺麗ですよ。
これを学んでから、修復の授業へと進んでいきます。
蓮弁作り「漆塗り」
3、4年生「木製品修復」の蓮弁作りという授業の「漆塗り」を紹介します。
砥ノ粉(砥石の粉)に水と漆を加えたもの(錆びうるし)を下地として塗り固めていきます。
乾燥後やすりがけをして整形し、再度漆を塗っていきます。
次回は、蓮弁を乾燥させていきます。
ホットテーブル稼動
油彩画修復で使用するホットテーブルの試運転をしました。
3、4年生「油彩画修復」
50度くらいの熱を加えながら、除々に空気を引いて真空の状態にします。
変形してしまった油彩画の表面を修正するときに使用します。
年明けの授業で使用する予定です。
「油彩画修復実習」
保存修復専攻3年生の「油彩画修復実習」がスタートしました。
今回の実習では、柏村勲先生が学生時代に描いた人物画2点を修復教材としています。

木枠から外され丸めて保管されされていた作品を、仮枠にクラフト紙などを
利用して張っていきます。
紙が水に塗れ、収縮しながら乾燥していくときの力を利用して、変形した
キャンバスを平らに引き伸ばしています。


皆さん処置後の寸法を真剣な面持ちで測っていますね。
「木製品修復基礎2」
保存修復専攻3年生の木製品修復基礎実習が行われています。
今回の実習では、仏像の座る「蓮華座」の連弁一片を古典彫刻技法を
使って各自が製作していきます。
写真から連弁を三面図におこし、それを基に粘土で作った塑像を参考に
しながら、檜の角材に鑿で連弁を掘り出していきます。


みんなさん初めてですが、とても真剣に作業していますね。

刃物は切れ味が命、道具の手入れも重要です。
「洋書製本」
保存修復専攻1年生の洋書製本実習がスタートしました!
道具や本の構造について学び、今後の修復実習に必要な基礎知識を身に付けます。
まず手始めに、お気に入りの文庫本を解体し、世界に一つだけのオリジナルハードカバーに製本していきます!


「文書修復」
保存修復専攻2年生の文書修復実習がスタートしました!
本校では2007年度より「NPO法人歴史資料継承機構」の協力を得て、南伊豆町地域文書を授業用教材としてご提供いただいています。



授業を通じて歴史資料の保存修復を体験しながら、同時に社会貢献に寄与することができます。
現在、講師の櫛笥節夫先生(元宮内庁書陵部)による丁寧な指導の下、学生達が初めての虫損直しに奮闘中です!
保存修復専攻後援 講演会のお知らせ 『糊を炊く。日本画修復vs東京製本倶楽部』
保存修復専攻では各科展の一環として、『東京製本倶楽部』の講演会を東美祭2日目の25日に行います。
修復作業で欠かせない『生麩糊』について、3名の先生方に実演とお話をしていただきます。
製本制作に興味のある方はもちろん、どなたでもご参加ください。入場無料・事前申し込み不要。
■『糊を炊く。日本画修復vs東京製本倶楽部』
-生麩糊って、なに?・・その実演と討論-
島田達生(島田錦珪堂/東洋美術学校保存修復専攻講師)
VS 岡本幸治(製本家/ランビエンテ修復芸術学院紙作品修復科講師)
VS 鈴木英治(吉備国際大学文化財学部教授)
2009年10月25日(日) 13:30-16:00(入場無料)
場所: C棟C-1教室(地下教室)
主催:東京製本倶楽部 http://bookbinding.jp/
表装や日本画修復の作業では伝統的に生麩糊を使ってきました。
デンプン糊の一種である生麩糊とはどんな糊なのでしょうか?それぞれの工房の作業体系によって
糊の作り方、使い方が様々に工夫されていると言われています。
多様な種類の洋紙や革を使うルリユールにとってはどんな糊が良いのでしょうか。
日本画修復の島田達生さんに糊炊きの実演をしていただき、糊の原材料、糊の扱い方、糊の大切さ、
仕事での使い方などについての話を聴きます。
ルリユールや書籍修復にとっての糊、保存科学にとっての糊の話をまじえながら、生麩糊についての
対話と討論を深めたいと思います。皆様の活発なご参加をお願いいたします。誰でも参加できます。
「油彩画修復基礎:充填/整形/補彩」

保存修復専攻2年生が、油彩画修復の基礎演習を始めました。
絵画作品の欠損部などに対する外観の修復処置を、練習用サンプルを使って実習していきます。
欠損部に充填剤を入れ、表面を整形し、その上に水彩絵具で補彩を行っていきます。
充填剤を整形するときは光を横から当て、表面の形状が強調されるようにして作業を行います。
デリケートな作業なので、みなさん真剣です。



