フレスコ画2 造形美術科2年生
前回から引き続きまして、フレスコ画の授業をご紹介します。
今回からは描画に入っていきます。
フレスコ画は一日で描ける大きさだけモルタルを塗り、そこに描画していくので、
まず一日で描ける大きさに画面を分けます。

前日に、当日描く部分にモルタルを塗っておき、ちょうどいい湿り気のときに描き始めます。
その時の湿度や天候などによって左右されます。
フレスコ画で使う絵具は顔料を水で溶いたものになります。

フレスコ画は顔料がモルタルの中に入り込み、時間がたつと石灰質が画面上に出てきて
保護の役目をするので、顔料の鮮やかさが他の絵画作品よりも長い間持ちます。
有名なラスコー洞窟の壁画も15000年前のクロマニョン人の作品です。
みんなの作品も15000年後にあっと言わせているかも知れませんね!

フレスコ画 ストラッポ
造形美術科の3年生が、昨年制作したフレスコ画のストラッポを行いました。
ストラッポとは剥ぐという意味があり、壁表面の薄い層を剥ぎ取り、
別の布やパネルに移し替える技術です。
まずフレスコ画の画面に膠で寒冷紗を貼り付けます。
慎重な作業で、しわなどが入らないように注意します。

2日ほど置き、乾燥させ寒冷紗ごと画面の表面を剥ぎ取ります。

剥ぎ取った画面の裏にボンドを塗り、麻布に貼り付けます。
このときもしわが入らないよう気を付けます。

ボンドが乾燥したら、お湯につけ膠を溶かして寒冷紗を剥ぎ取ります。

これを乾燥させ、木枠やパネルなどに張ります。
今まではとっても重かったフレスコ画ですが、こうすることによって持ち運びも出来る重さになります!
フレスコ画1 造形美術科2年生
造形美術科の2年生は2月中フレスコ画の授業です。
フレスコ画はアクリル画や油絵とは違い、一切メディウムや接着剤を使いません。
材料は石灰、砂、顔料、水だけです。
ではなぜ顔料が定着するのでしょうか!?
それは生乾きの間に描くと下地の石灰の中の成分が顔料を定着させてしまうのです。
まずフレスコ画の下地づくりです。
キャンバスの木枠にざらざらした板を貼り付け枠を取り付けます。
その中に砂と川砂を混ぜたものを塗ります。


これで準備段階終了!
次回はモルタルを縫って描画に入っていきます!
木彫 1年生
2月5日から一ヶ月間、1年生たちは木彫の授業を行います。
いつもは平面の作業なので、立体をつくると新たな発見がたくさんあります。
モチーフには、にぼしを使っています。
背骨を軸にうねっているにぼしは、初心者のモチーフとしては最適なんだそうです。
自分の好きな形のにぼしをみつけましょう。

まずは色々な方向から見てデッサンし、形を把握します。

筆より重いものを持ったことがない!?学生には、ノコギリやかなづち、のみの作業は大変です!!

思ったようにいかずにやきもきしている学生もいます。
こつこつ頑張っていきましょう!
今はまだ形になってきていませんが、またお伝えいたします。
みんな怪我をしないようにね。
高橋誠個展「セピア&ブルー」

絵画科講師の高橋誠先生が渋谷にて個展を開催します。
高橋誠個展 〜セピア&ブルー〜
【日程】
2/2(火)〜2/27(土)※休廊日:日曜・月曜・2/11(木)・2/20(土)
【時間】
12:30〜18:30
【場所】
珈琲&ギャラリー「ウィリアム モリス」
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-6-4 The Neat青山2F
TEL:03-5466-3717
Map→
近くにいらした場合は是非お立ち寄り下さい。
卒制審査・講評会
1月27日に卒業制作の審査が行われました。
11月から約3ヶ月間かけて制作してきた作品が並びます。
審査は先生方だけで行われます。
審査する側も真剣です。

審査も終わり、講評会です。
2年間の集大成です。
まずコンセプトなどを発表し先生方からの質問などに答えます。


これらの卒業制作は、2月17日からの国立新美術館で行われる卒業制作展まで保管されます。
卒業制作展で学生たちが頑張った作品を是非ご覧下さい。よろしくお願いいたします!
1年生 絵画表現研究制作中間講評会
先日のプレゼンテーションを踏まえて制作してきた絵画表現研究の中間講評です。
画面も20号と大きくなり、表現もプレゼンテーションで作っていたものよりもダイナミックになりました。


先生方から丁寧なアドバイスを聞いて、制作上の悩みも少しは解決したかな!?


講評会まであと少し、試行錯誤していい作品を作ってください!
造形美術科2、3年生自主制作中間講評
今回は造形美術科2、3年生が行っている、自主制作の中間講評の
様子をお伝えいたします。
自主制作のテーマは自由、大きさは3年生は20号以上を3点、2年生は
40号以上を1点なので見ごたえがあります!

テーマ、モチーフもさまざまなので、見ていて楽しいです。

3年生になると、油彩画、アクリル画だけでなく版画や立体もあり、
さらに幅が広がります。
これからどのように完成していくか楽しみですね。

2月にある講評会に向けて、完成目指して頑張ってください!
最後の卒制プレゼン
卒制のプレゼンも今日で最後です。
今日はいつもの絵画科の教室を抜け出し、東美で一番広い教室でプレゼンをします。
卒制は六本木にある国立新美術館で展示になるので、教室でみるよりも
実際の展示のときの感じがつかめます。
大作なので離れて作品をみることも重要です。

提出まであと1週間!
最後の追い込みのために、先生たちからのアドバイスを真剣に聞いています。


あともう少し!
2年間の集大成です。みなさん、悔いのないように、頑張ってください!!
1年生冬期課題講評
明けましておめでとうございます。
絵画科も本日から授業が始まりました。
1年生は冬期課題の講評からスタートです。
課題は「自画像」でした。
みなさん個性豊な顔が並びます。

自宅制作ということで学校で制作するのとはまた違った難しさがあったかと思います。

日頃こんなにまじまじと自分の顔を見つめる機会はあまりありませんよね。
新たな発見がありそうです。

今年もまた頑張って素晴らしい作品を制作していきましょう!
1年生 絵画表現研究制作プレゼンテーション
今日は先日お伝えした1年生の絵画表現研究制作のプレゼンテーションの
様子をお知らせいたします。
本制作に入る前のエスキースを数点提出し、自分の意見を発表したり、
どのようにすすめていくかを先生と相談します。

エスキースといっても素敵な作品になっています!

これからの本制作が楽しみになりました!

年明けから始まる本制作の様子もお伝えいたします!
お楽しみに。
卒制中間講評
今日は卒業制作の中間講評3回目の様子をお届けいたします。
そろそろ最後の大詰めになって来ました。
少し行き詰ってきた学生もいるので、先生方の意見を伺って
ステップアップできるといいですね。

先生方の指導にも熱が入ります。
みんなでどんな配置がいいかを検討中!

年が明けたらもうひと頑張り!完成度を高めます。

卒業制作の作品は東美のホームページからご覧いただけます!
よかったらご覧下さい。
眩展Part.2
今週月曜日から眩展Part.2が始まりました。
Part.2のほうも見ごたえ充分です!
ギャラリーの様子です。

日ごろの授業では制作しないような自由な作品が並びます。
授業ではデッサン力や基礎力をつけ、それ以外の時間に並行して
展示に向けて自分の表現したい世界を追及し制作してきました。

学生それぞれの個性が光ります。
ご覧いただいた方たちからもたくさんのコメントを頂きました。

今週の土曜日16時までやっています。
寒い日が続いていますが、皆様是非足をお運びください!
よろしくお願いいたします。
眩展Part.1
現在ギャラリーTOBIでは絵画科の有志で行われている
「第2回眩展(ひかりてん)」を開催しています。
Part.1、Part.2 にわかれて展示があります。
今日はPart.1のギャラリーの様子をお知らせいたします。


今回初めて展示をする学生も多く、みんな頑張って制作していました。
額装をして展示をすると作品もよりいっそう素敵になりますね!

お客様も観に来てくださっています。
こうやって発表をすると先生や友達以外の人の目にも触れ、
沢山の意見を聞けて勉強になりますね。
これからも素敵な作品を作ってください!
来週はPart.2が始まります。
皆様是非ご高覧ください!
練り込みテンペラメディウム作り
今日は練り込みテンペラのメディウム作りの様子をお届けいたします。
まずこれが材料です。一見ケーキ作り!?のようですよね。

卵を卵黄卵白にわけ、卵黄の薄皮をとり中身を取り出します。
それをよく混ぜサンシックドリンシードを垂らしていきます。
そのときに決して手を止めてはいけません!!
手を止めると途端に卵とリンシード(油)が分離してしまいます。
これがかなり時間がかかるうえ、力もいるため2、3人いないと辛い作業です。

今度は水の入った鍋の中に小麦粉をふるいにかけて入れ、よく混ぜてから火にかけます。
これが実はでんぷん糊になるんです。
昔は各家庭でこれを作って、障子貼りに使ったそうです。

できた糊、氷酢酸を入れて最後の撹拌です。

これをストッキングや木綿などの生地で漉したら出来上がり!

次回はこれを使って絵具作りです!
第2回眩展

造形美術科・絵画科の3年生、2年生、1年生、来年度の新入生
によるグループ展です。
参加する学生は、全員有志で集まり、グループ展の日に向かって
協力しながら活動してきました。
Part.1、Part.2と2週間の長期展示です、是非見に来て下さい。
※Part.1とPart.2で展示内容が変わります。
会場
東洋美術学校ギャラリー館
アクセスマップ↓
http://www.to-bi.ac.jp/access/
会期
Part.1 2009年12月14日(月)〜12月19日(土)
Part.2 2009年12月21日(月)〜12月26日(土)
月・火・木・金 am 9:00〜 pm 19:00/ 水・土 9:00〜15:00/ 最終日 16:00まで
1年生 絵画表現研究制作
1年生は進級制作として、これから絵画表現研究制作にとりかかります。
今回のモチーフはボリューム満点。描きどころ満載です。
絵画表現研究制作では、コラージュを取り入れて作品を作り上げます。

鎌田先生が、ご自身の制作の時になさっているコラージュを持ってきて見せてくださいました。
みんな熱心に話を聞いています。

まずは小さな画面でエスキースです。
エスキースは来週本番に入る前にプレゼンで発表します。

素材は紙と布ならどんなものでも使っていいということなので、幅が広がります。
さぁどんな作品が出来上がってくるでしょうか?
1年生最後の石膏デッサン
今回は1年生最後の石膏デッサンでした。
こんなにたくさんの石膏像がセッティングされているのを描くというのは、
なかなかないですよね。
ライティングも今回は今までと違い、スポットライトも使っています。
なのでいつもとは光の色も変わってきます。
4月の時点では初めて石膏デッサンをするという人がほとんどでしたが、
今ではみんなとても上達しました。
デッサン力をつけるためには、日々の積み重ねが必要です。
デッサン力がつけば、表現の幅もぐんと広がります。
一年間の集大成ことで、講評も力が入ります。
たくさんのことを吸収できたでしょうか。
さあ今年も残り少し!
頑張っていきましょう。
卒制制作中!
今日は2年生の卒業制作風景をお知らせします。
みんな真剣に取り組んでいて、それぞれおもしろい作品になってきていますよ。
これはエスキースでしょうか!?
画面にはなぞの生物がたくさん…。
おもしろくなりそうです!
真剣に描写をしています。
絵に入り込んでしまいそうですね!
これまた楽しみです。
みなさん、この↓学生が使っている木の棒は何のためかわかりますか?
腕鎮(ワンチン)と呼ばれるもので、細かく描写していくときに、
画面に手が触れないために使うものです。
これからも引き続き卒業制作の模様も随時お届けしていきます。
2月に新国立美術館で行われる卒制に向けてみんな頑張れ~!!
和紙工房見学 Part.2
Part.1に引き続きまして、和紙工房見学の様子をお知らせします。
工房では、実際に職人さんが和紙を漉いているところを見学できます。
かなりの力作業のため、よく見ると天井には竹ざおがあり、紐で漉き簾(すきす)をつって
竹のしなりを利用して漉いていることがわかります。
↓こちらの木の根っこは「とろろあおい」です。
とても粘り気あり、この樹液を紙漉きの水の中に入れると楮の繊維を水の中で
均一にすることができるのでその都度、攪拌しなくても紙を漉いていけます。
また漉くときに繊維が絡み合うため、漉いた紙を重ねていっても乾燥すると一枚一枚
剥がすことができるそうです。
とろろあおいの発明は紙漉きにとって画期的なことだったのです。
一枚ずつ乾燥させているところです。
熱湯が循環している鉄板に、このよう刷毛を使って手作業で伸ばしていきます。
このように和紙は職人さんの手で一枚一枚大切に作られていました。
とっても勉強になりました。
最後に工房の前で記念撮影!


