【受賞報告】絵画研究室専任講師が「改組 新 第4回 日展」にて入選しました。

本校、絵画研究室専任講師「星野宏喜」が、日展(改組新 第4回 日展)の日本画部門にて入選いたしました。日展の入選は今回で3度目となります。おめでとうございます。なお、入選作品は「第4回 日本美術展覧会」にて国立新美術館にてご覧いただけます。皆様のご来場お待ちしております。

作品タイトル 「大地を師とし、天に拳を。」
サイズ F150号(2273mm×1818mm)


第4回 日本美術展覧会

【会  期】
平成29年11月3日(金)~12月10日(月)

【時  間】
10:00~18:00(入場は17:30まで)

【会  場】
国立新美術館
展示室1A・1B・1C・1D・2A・2B・2C・2D・3A・3B

【アクセス】
東京メトロ千代田線・乃木坂駅直結


【星野宏喜 プロフィール】
1986年 新潟県長岡市生まれ
2012年 多摩美術大学 大学院 日本画研究領域修了
改組 新 第3(平成28年度)日本美術展覧会
現 東洋美術学校絵画研究室 専任講師

【今回の作品にあたり】
私の故郷は新潟県長岡市です。長岡の街から車で40分ほど走ると徐々に自然が豊かになり、旧山古志村(現:長岡市山古志地区)に到着します。山古志地区には千年の歴史を持つとされる「越後闘牛」という神事が古くから伝わっており、現在では国指定重要無形民族文化財に指定されています。
越後闘牛の最大の特徴は、1トン程もある巨大な牛同士が戦う様を神に捧げ、決して血は流さずに勝敗はつけない、という点にあります。猛々しく戦う闘牛を押さえつけ、その戦いを終わらせる男たちを勢子と呼びます。私自身は10年前より闘牛の魅力に引き込まれ、日本画作品にし続け、同時に勢子として仲間に加えて頂いております。荒ぶる闘牛の動きを止めるとき、先ずは「綱掛け」と呼ばれる勢子が牛の後ろ足に綱を掛けます。その技は伝統の技で、目にも留まらぬ匠の技です。
そしてこの春、私は闘牛会の先輩から綱掛けに任命されました。勢子として成長することが、闘牛を描く者としての成長に繋がると判断されてのことです。綱掛けは、やはり驚怖と隣り合わせでした。一歩間違えれば牛に潰されます。しかしその驚怖を乗り越え、この9月に牛の足に綱を掛けることに成功しました。大地が私に勇気を与えてくれ、恐怖心が天に吸い取られて行くような感覚でした。
今回の作品は、そのとき私が感じた「地に足を据え、恐怖心を天に託すことの勇気」をテーマにしています。