保存修復科

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昼間部 4年制学科
油彩画、日本画、染織品、木製品、洋紙、文書の6分野における「保存修復」を基礎から学び、多くの実習経験を通して美術作品を後世に伝え残すための専門スキルを習得します。

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学費:
1年次:1,353,000円
2年次:1,123,000円
3年次:1,143,000円
4年次:1,223,000円
合 計:4,842,000円

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「保存修復」とは、美術作品等を後世へと伝え残すために、保存環境を整え、必要があれば最小限の修復処置を施すという考え方や作業を指します。本科では、油彩画・日本画・染織品・木製品・洋紙・文書などの様々な分野における「保存修復」を学び、多くの経験を通して自分の方向性を決定できるように指導します。近年災害によって被害を受けた公文書を含む紙資料や文化財の保存と修復に携わる人材が求められています。また日本文化を継承していくために、各々の分野を超えて自由な発想と広い視野を持てる人材を育成していきます。

カリキュラム

1年次は実技と講義を通して保存修復に必要な理論と倫理を学び、制作技術を身につけます。2、3年次では様々な実習を通して道具や材料、技術についての理解を深め、各分野の修復作業を経験します。4年次では4年間の総まとめと進むべき道の方向性を決定します。

主な授業

虫喰いの被害に遭った紙(和紙)資料を一枚ずつ慎重 に解体し、洗浄と同時に欠損している部分を糊で宛てがっていきます(虫損直し)。

修復作品の素材を知るための授業として、漆について学びます。乾漆という技法でお面を制作し、漆の性質や扱い方を学びます。

修復作業で解体しても元の形に戻せるように、また欠損部分を補えるように製本技術を身につけます。

油彩画の修復では、充填材の上に補修用のアクリル絵の具で色をのせていきます。修復する部分は、見た目はオリジナルに近づけますが、素材はいつでも取り除くことができる(可逆性がある)

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古く傷んだ裏打ち紙(本紙の補強のため裏に貼られた紙)を取り除き、新しく裏打ちをします。古くなった裏打紙を剥がす際は、表の彩色に気をつけながら部分的に少しずつ進めていきます。

この授業では版画のような一枚の紙の作品を保存修復対象としています。版画の場合はまず 版種の特定をし、技法や材料(インクの種類)にあった処置方法を考えます。