【徹底比較】美大 vs 専門学校、イラストレーターになるならどっち?「プロになるまでの時間」と「学費」で選ぶ最終結論

イラストの学びガイド

絵が好きなら、美大かな。
でも、早く仕事したいから専門学校かな。

イラストレーターを目指す高校生にとって、永遠のテーマとも言える「美大 vs 専門学校」問題。
先生や親に相談しても「美大の方が潰しがきくんじゃない?」と言われがちですが、「イラストレーターとしてご飯を食べる」ことをゴールにするなら、その常識は疑う必要があります。

今回は、教育期間や学費、カリキュラムの密度など、「コストパフォーマンス(時間対効果)」というシビアな視点で両者を徹底比較します。

決定的な違いは「プロになるまでのスピード」

結論から言うと、両者の最大の違いは「実習の密度」と「スピード」です。

美術大学(4年制):「教養」としての美術

メリット
幅広い教養、美術史、理論を学べます。大手企業の総合職(企画・マーケティング等)への就職に強く、大卒資格が得られるのも大きな特徴です。

デメリット
イラスト実習の時間は全体の3〜4割程度です。一般教養や語学、理論のレポートなどに多くの時間を使う必要があります。

向いている人
「絵も描きたいけど、理論も学びたい」「まだ将来の職種を絞りきれていない」「学歴(大卒)にこだわりがある」という人には適しています。

専門学校(2年制):「職業」としてのスキル

メリット
カリキュラムの9割以上が実習です。デッサン、デジタルツール、ポートフォリオ制作など、就職に直結することしかしません。2年間で4年分の実技を凝縮して行うイメージです。

デメリット
大卒資格は得られません(※東美の4年制学科などを除く)。自分で動かないと置いていかれる厳しさもあります。

向いている人
「とにかく早くイラストレーターになりたい」「一般教養より1枚でも多く絵を描きたい」「現場で通用する即戦力になりたい」という人にとっては、最短ルートになります。

数字で見る比較表

※一般的な美術大学と、東洋美術学校(2年制)の比較です(当校調べ)。

項目美術大学(4年制)専門学校(2年制)
期間48ヶ月24ヶ月(最短デビュー
学費総額約600〜800万円約250〜300万円(コスパ良
実技の時間全体の約30〜40%全体の90%以上
就職サポート自分で動くスタイルが主手厚い個別指導・斡旋がある
主な就職先広告代理店、メーカー企画職、作家ゲーム会社、制作会社、フリーランス

「潰しがきく」の落とし穴

よく「美大の方が潰しがきく」と言われますが、これは「一般企業への就職」を想定した場合の話です。

もしあなたがクリエイティブ業界を目指すなら、学歴(大卒かどうか)よりも、「何が作れるか(ポートフォリオの質)」が全てです。

2年間、余計なことをせずにひたすら技術を磨き上げた専門学校生のポートフォリオは、時に有名美大生のそれを凌駕します。以前は大学名は重要でしたが、今や採用の現場では、出身校名ではなく「実力」で合否が決まる場合が多くなっています。

東美という「第3の選択肢」

東洋美術学校は専門学校ですが、歴史ある学校として「美大に近いアカデミックな基礎」を重視している教育機関として知られています。「ただのオペレーター」ではなく、「美大並みの基礎力」を持った「即戦力」を育てる。それが私たちの教育方針です。

「高度専門士」が得られる4年制学科も 専門学校のデメリットとして「大卒資格がない」点を挙げましたが、東洋美術学校には4年制の学科(クリエイティブデザイン科や保存修復科など)も設置されています。 ここでは大学卒業と同等の「高度専門士」の称号が得られ、大学院への進学も可能です。

「早くプロになりたい。でも、基礎もしっかり学びたい。」

そんなあなたにとって、東洋美術学校が最適かもしれません。

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美大 vs 専門学校に関するよくある質問

美術大学と専門学校、学費の違いはどれくらいですか?

私立美術大学の4年間の総額は、武蔵野美術大学が約670万円、多摩美術大学が約703万円です(各大学公式情報)。私立美大全般では4年間で約600〜700万円が相場です。専門学校の2年制は総額約240〜300万円が一般的で、4年制美大の半額以下になります。

4年制で学費を抑えたい場合は、東洋美術学校クリエイティブデザイン科が選択肢になります。4年間総額494万円で、卒業時に「高度専門士」(大学卒業と同等の称号で大学院進学資格を含む)を取得できます。

東洋美術学校は国の修学支援新制度の対象校で、世帯収入により授業料減免・給付型奨学金を利用できる場合があります。日本学生支援機構の貸与型奨学金にも対応しています。

イラストレーターになりたい場合、美大と専門学校どちらが有利ですか?

イラスト業界の採用は、学歴ではなくポートフォリオと実技力で選考する企業が多いのが現状です。任天堂の新卒採用ページでも、デザイン系イラストレーション職の応募要件に学歴の指定はありません。マイナビ転職・エン転職などの求人情報サイトでも同様の傾向があります。

カリキュラムの違いとして、専門学校は実技時間を多く配分し、美術大学は一般教養と制作を並行して学びます。東洋美術学校イラストレーション科は2年制で、デッサン・デジタル作画・Live2D を学ぶカリキュラムを組み、現役プロ講師による作品添削を取り入れています。

専門学校から美術大学に編入することはできますか?

一部の美術大学では専門学校卒業者向けの編入学制度があり、2年生または3年生に編入できます。編入枠は限られており、ポートフォリオや学科試験の選考があります。詳細は各美術大学の編入学要項を確認してください。

美術大学の方が就職に有利というのは本当ですか?

クリエイティブ業界(ゲーム・アニメ・広告・出版など)の採用では、学歴を条件にせず、ポートフォリオと実技力で選考する企業が多いのが現状です。

一方、一般企業の総合職や教員職、大学院進学を選択肢に残したい場合は、大卒相当の資格が必要なケースがあります。その場合、東洋美術学校クリエイティブデザイン科(4年制)では卒業時に「高度専門士」が取得でき、大学院進学資格を得られます。美術大学が一般教養と制作を並行して学ぶのに対し、本科は1年次から専門実技に集中し、産学連携プロジェクトで実務経験を積むカリキュラムです。

美術経験がなくても専門学校や美大に進学できますか?

進学は可能です。専門学校・美術大学とも、入学要件として「絵が描けること」を必須としているケースは少なく、入試では実技試験を課す学校とそうでない学校があります。

カリキュラム面では、東洋美術学校イラストレーション科は1年次にデッサン・基礎造形などの基礎科目から学ぶ構成で、入学時点での画力を問わない設計です。一方、美術大学の多くは入試で実技試験を課すため、合格には美術予備校での対策(年間50〜100万円程度の費用)が必要なケースがあります。

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