東洋美術学校マンガ科の名物イベント「出張編集部(漫画添削会)」。前回の記事では、1日目の週刊少年マガジン編集部による添削会の様子をお伝えしました。
今回はその続報、2日目のレポートです。この日、教室にお越しくださったのは「週刊少年サンデー」編集部のお2人。1日目とはまた違った緊張感と熱量に包まれた1日となりました。

【2日目】週刊少年サンデーから2名の編集部の方が来校
2日目にお越しいただいたのは、週刊少年サンデー編集部から2名の編集者の方々。ご多忙の中、本校まで足を運んでくださいました。ありがとうございます!
教室をのぞかせていただくと、そこには1日目とはまた違った雰囲気が広がっていました。

作品そのものへの技術的なアドバイスはもちろんですが、この日はそれ以上に
- 「なぜ漫画家になりたいと思ったのか」
- 「将来、どんな漫画家になりたいのか」
といった、学生自身の考え方や今後の展望に踏み込んだ対話が印象的でした。
作品を描く技術だけでなく、作家としての軸や覚悟までも見つめ直す機会になっていたようです。
「厳しめで」と即答する学生たち

編集部の方が講評を始める前、学生一人ひとりにこんな質問を投げかけていました。
「アドバイスは甘め・ふつう・厳しめ、どれがいい?」
この問いかけに対して、取材時の学生たちは全員が即答で「厳しめで!」と答えていました。プロを目指す本気度が伝わってくる、頼もしい反応です。
そしてその言葉通り、編集部の方からは率直で本気のアドバイスが飛びます。
- 「絵のセンスはあるけど、ネームが弱い」
- 「正直、物語は凡庸だけど……」
耳の痛い指摘も少なくありません。それでも学生たちは一言も聞き逃さないよう、真剣な表情でメモを取り続けていました。厳しい言葉の裏にある「次に活かしてほしい」という編集者の本気を、学生たちもまっすぐに受け止めているようでした!
担任も同席、後方でしっかりサポート

ちなみに、この出張編集部を実施する教室には、担任も同席しています。
緊張のあまり、編集部の方のお話を聞き逃してしまう学生がいても大丈夫なように、担任が教室の後方でしっかりメモを取っています。特に初参加となる1年生にとっては、この上ない安心材料になっているのではないでしょうか。
学生が編集者と向き合う本番の場だからこそ、目立たないところでのこうした支えがあります。さりげないサポート、心強いです!
ジャンルを広げるために、あえて別の編集部へ

2年生の中には、すでに担当編集者がついている学生や、別の出版社から声がかかっている学生もいます。
そうした学生の中にも数名、この日の出張編集部に参加している姿がありました。自分の漫画作品がどんなジャンルに向いているのかを改めて見つめ直したいという思いから、この機会を活かしていたようです。
新しい視点からのフィードバックを得ようとする姿勢からも、学生たちの本気度がうかがえます。
この日、11名中7名がスカウトされる結果に!

この日は参加した11名の学生のうち、7名がスカウトを受けるという成果になりました。
お忙しい中、真剣に学生一人ひとりの作品と向き合い、丁寧に講評してくださった週刊少年サンデー編集部の皆様に、改めて感謝申し上げます。
そして最後まで作品と向き合い続けた学生の皆さん、指導にあたった先生方も、お疲れ様でした。
まとめ|複数の編集部と出会えるからこそ見えてくるもの
1日目の週刊少年マガジン編集部に続き、2日目の週刊少年サンデー編集部でも、多くの学生がスカウトを勝ち取りました。
「出張編集部」で異なる出版社・異なる編集者と出会うことで、学生たちは自分の作品の強みや可能性を多角的に見つめ直す機会を得ています。これこそが、東洋美術学校マンガ科の「出張編集部」が持つ大きな価値だと言えるでしょう。
次回は3日目のレポートをお届けします。どうぞお楽しみに!
漫画家になるためのサポートは他にも
東洋美術学校マンガ科では、出張編集部以外にも、漫画家を目指すための実践的なサポートが幅広く用意されています。
少人数だからこそ、一人ひとりに指導が行き届く
多くの講師が授業を担当しており、また、漫画制作を伴う授業には複数の講師が指導に入ります。一人ひとりの作品にしっかり向き合いながら指導が行われています。
在学中に描き上げる、3本の読切作品
マンガ科では、在学中に読切作品を3本制作しています。
目指すジャンルは、少年漫画、少女漫画、青年漫画、日常系、WEBTOONなど学生によってさまざまですが、構成力やキャラクター表現、コマ割りといった漫画づくりの基礎は、ジャンルを問わず共通しています。自分の描きたいジャンルを軸にしながら、漫画家としての土台をしっかり身につけることができます。
アナログからデジタルまで、表現の幅を広げる
1年前期の間で、紙の原稿用紙で描くアナログ制作から、CLIP STUDIO PAINTでのデジタル作画までを学びます。まずはアナログで原稿のサイズ感やペンの扱い、漫画独特の線を体感しながら学ぶことで、漫画表現の基礎から応用まで幅広く身につけられる環境が整っています。
東洋美術学校のマンガ科に興味がある方へ
本校では、高校生の方の夏休み期間に合わせて、2026年7月27日(月)〜8月1日(土)・8月17日(月)〜8月22日(土)の期間で「夏の体験入学」と「学校説明会」を開催します。
特に「夏の体験入学」(13:30〜)では、授業講師の指導を実際に受けたり、担任と話すことができます。マンガ科について気になることがあれば、ぜひご質問ください。
マンガ科のカリキュラムの説明は「学校説明会」(10:00〜)で聞くことができます。
個別で説明を聞きたい方には「平日個別相談」もご用意しています。
平日・土曜の11:00/13:00/15:00に実施。日程によっては平日相談を受け付けていない日もございますので、お申し込み前にご確認ください。また、時期により見学できる授業の開催がないため、ご了承ください。



