マンガ科では、現役の編集者に直接作品を見てもらえる「出張編集部」を毎年2月に開催しています。
これまでのレポートはこちらから!
- 1日目:週刊少年マガジン編集部来校レポート
- 2日目:週刊少年サンデー編集部来校レポート
【3日目】別冊フレンド・なかよし編集部が来校
1日目、2日目は少年誌を志望する学生が中心の回でしたが、3日目となる今回は、少女漫画家を目指す1・2年生の学生たちが参加。
別冊フレンドとなかよしの編集部の方にお越しいただき、作品を見ていただきました。


出張編集部の裏側!〜マンガ科の1年生にいろいろ聞きました〜
Cさん「課題が大変で急いで終わらせたい、という気持ちで出したら…」
少女漫画志望のCさん(1年生)は、今回「BLも描いてみたい」という気持ちから、BL作品を制作。
その完成度の高さに編集部の方からも高評価で、その場で漫画賞への参加案内があり、最後にはスカウトを受けていました。
そんなCさんですが、実は少し前にこんな出来事があったのだとか。
「課題が大変で急いで終わらせたい!って、そういう気持ちで仕上げたものを提出したら・・・講師に呼び出されて指導受けました」
手を抜いたところがあると、やっぱり先生には見抜かれてしまうようです。それでもCさんは前向きにこう続けます。
「でも、悪いところや改善できることをしっかり(怖いけど)言ってくれるのはありがたいことで、褒められるのも、指導受けるのもどちらも嬉しいことです!」
よく、「先生や講師が怖い!」という声をマンガ科の学生から耳にすることがあります。しかし、そう言いながらもその厳しさにしっかりと向き合っている学生ほど、作品の完成度が着実に高まり、技術だけでなく精神的な強さも身についているように感じます。

Cさんの作品は、思わずクスッと笑ってしまう場面や、胸がときめく甘いシーンがたっぷり詰まった、読んでいて楽しい読切作品でした!
もともとパースが大の苦手で、入学前は感覚だけで背景を描いていたというCさん。
今回の作品では、パースをしっかり勉強した成果がしっかりと表れていました。背景に描かれた水槽もお見事の一言!
しかもデジタル作画で、3D素材を一切使わずに仕上げたとのことです。
3D素材の活用は、2年生に上がってからの背景アシスタントの授業で学んでいくことができます。
1年生のDさん「緊張しています」
「緊張してます」と話していたDさんも、編集部の方から漫画賞への参加案内を受けました。おめでとうございます!
Dさんの作品は、登場人物たちのかわいらしさや豊かな表情に思わずキュンとしてしまう読切作品でした!
一見するとアナログ感があり、線の印象が自然な仕上がりだったため、使用している作画ツールについてお話を伺いました。

「作品はデジタルで書いているんですか?」
「私はフルデジタルで作画しています。」
1年生でここまで使いこなせているとは、と思わず驚きの声が上がりました。クリスタで漫画を描いたことがないところからのスタートだったと考えると、なおさらですね!
授業にも課題にもとことん向き合ってきたんだな、と学生たちの努力の積み重ねが伝わってきました。
みんなクリスタで作画するワケ
マンガ科では1年生も2年生も、基本的にクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)を使って作画しています。手描きの雰囲気や独特の線を活かしたいという理由から、線画だけアナログで描いてスキャンし、クリスタで仕上げる学生もいますが、ほとんどの学生がクリスタでの作画を身につけていきます。
将来アシスタントとして仕事をする場合も、フルデジタルで対応できる方が仕事を得やすい、という背景があり、マンガ科では積極的にクリスタ作画に取り組んでいるそうです。
余談|謎の「目」が描かれたカード発見!

添削会場で、学生の名札のウラに、いろんな表情の「目」が描かれた不思議なカードが入っているのを発見しました。
「ねぐら☆なお先生のデジタル原稿基礎の授業で、完了した課題にチェックを入れてもらうカードです!」
チェックの代わりに、ねぐら先生が漫画作画の目を描いてくれるのだそうです。小学生の頃の音読カードを思い出してしまいました(笑)。
ちょっとした遊び心が、日々の課題を頑張るモチベーションにもなっていそうです!
早速、漫画賞へ応募決定!

今回初めて出張編集部で作品を見てもらったCさんとDさん。お二人とも編集部の方からお声がかかり、案内を受けた漫画賞への投稿を即決していました。
Cさんは、「締め切りが明後日なので、帰ったらすぐやります!」
そのスピード感には驚かされました。ぜひ頑張ってほしいです!
まとめ|1年生も2年生も参加できる添削会
今回読ませていただいた作品には、少女漫画ならではの、かっこいい男子キャラクターやかわいい女子キャラクター、思わずキュンとするシーンやクスッと笑えるシーンがたくさん詰まっていて、本当に面白い読切ばかりでした。
出張編集部での漫画添削会には、2年生も参加することができます。1年生の時点でスカウトを受けたかどうかは関係ありません。1年経って挑戦したいジャンルが変わった学生や、別の編集部にも作品を見てもらいたいという学生も、積極的に参加しています。
それぞれの目標に向かって、ぜひ頑張ってください!
※取材は2026年2月に行われました
東洋美術学校のマンガ科について
東洋美術学校マンガ科は、商業漫画家として必要な技術や活動に取り組める環境が整っており、デビューまでの道筋が明確に用意された、非常に実践的な学びの場です。
- 漫画制作のテクニックを1年でマスターできる
- 読切作品を1年後期の時点で制作(2年次も2本制作)
- 出張編集部(漫画添削会)でデビューに繋げる
マンガ科のカリキュラムや、卒業生のデビュー実績、授業紹介などは、漫画専門学校のマンガ科紹介ページをチェックしてみてくださいね!
「漫画家になるには?」進路やデビューまでの道筋を詳しく知りたい方は、〈漫画家になるには?なる方法・必要スキルを解説【2026年版】〉もあわせてご覧ください。



