【授業レポート】「Live2D」×「nizima LIVE」で、描いたイラストを動かす!〜本校のLive2D実践授業をご紹介します〜

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東洋美術学校イラストレーション科コミックイラストコースでは、Live2D社が教育機関向けに提供する支援制度「LEAP(Live2D Education Aid Program)」に参加し、Live2Dモデリングの技術を2年間かけて体系的に学べるカリキュラムを展開しています。

今回は、2年生向けに実施されているLive2Dの実践授業「モーションデザイン」の様子をご紹介します。基礎工程の学習を一通り終えた学生が、自作のキャラクターを「nizima LIVE」で“動かす”ところまで踏み込む内容です。

「描くだけで終わらない」Live2D実践授業!

この日の授業では、Live2D公式のモデルを使って、操作練習からスタート。

例えば「顔にインクを飛ばす」ような演出表現をキーバインド(ボタン操作)で実装することで、学生はLive2Dならではの“ 動かす ”感覚をつかみました。

続いて、学生自身がPhotoshopで描いたイラスト素材をLive2D上でモデリングし、表情パーツや特殊演出を実装。

中でも「病んだ顔」や「影の演出」など、実際の依頼現場でよく求められる表現を取り入れたことで、プロの仕事感覚をリアルに体験しました。

新たに導入された「nizima LIVE」

今年度からは、フェイストラッキングアプリ「nizima LIVE」を本格導入。
これはWebカメラ1つでLive2Dモデルを自分の表情に合わせてリアルタイムに動かせるアプリで、大掛かりな機材や複雑な設定は一切不要です。

授業では、学生一人ひとりが自作キャラクターをnizima LIVEで動かせるように設定し、
希望者はそのままVTuber活動への第一歩を踏み出せる体制が整いました。

Live2Dの体験授業を開催します!

本校コミックイラストコースを検討中の方はもちろんのこと、イラストに動きを加える技術やその仕組みに興味がある方、Live2Dに挑戦してみたい方は、ぜひご参加ください!

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「描いたイラストを自分で動かす」時代へ

nizima LIVEのようなツールの登場により、イラストは「静止画」から「動く表現」へと広がりを見せています。
本授業では以下のようなポイントを学生に体感してもらいました。

  • 自作キャラが自分の表情に反応する楽しさ
  • パーツやアイテムを使った“演出”の面白さ
  • キャラを「魅せる」「活かす」視点での創作

“描く”の先にある“動かす”というステップは、これからのクリエイターにとって大きな武器になります。

未来を見据えた実践教育

Live2Dやnizima LIVEを活用した教育は、単なるソフトの使い方を教えるだけではありません。
学生自身が、「自分のキャラを自分で動かす」「誰かのモデル制作を仕事として受ける」「配信活動に関わる」など、将来の選択肢を持つことを目的としています。

エンタメ・配信・VTuber・イラスト制作など、複数の領域にまたがるこの技術を、学校教育の中で実践的に学べることは大きな意味を持つと感じています。

最後に

Live2D × nizima LIVE の導入によって、学生たちの表現は確実に「次のステージ」へと進んでいます。

「描くだけじゃ物足りない」、そんな学生の想いに応える教育環境を、これからも育てていきます。

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