東洋美術学校のグラフィックデザイン科では、実際の現場で求められるスキルを身につける実践的な授業を行っています。
「グラフィックデザイン科ではどんなことを学ぶの?」そんな疑問を持つ方へ向けて、本校グラフィックデザイン科の授業の様子をお届けします!
今回は数ある授業の中から、一部をピックアップしてご紹介します。
グラフィック制作(1年後期)
グラフィックデザイン科1年生「グラフィック制作」の授業の様子です。
この授業では提示された課題に対し、自分でコンセプトやターゲットを設定し広告を制作します。
今回は観光地のブランディング広告を制作!どんな広告だったらブランドのイメージを伝えられるかなど、試行錯誤して最善の見せ方を探していきます。
プレゼン後はクラスを移動して、他の学生が制作した作品も観覧。お互いの作品を見ながら意見を交換することで、学生たちは新たな着想を得ることができたようです。
デザイン基礎講座(1年前期)
グラフィックデザイン科1年生の「デザイン基礎講座」の授業の一環として、印刷博物館に見学に行った際の様子です。
普段PCで行っているグラフィックデザインの「情報を伝える」という行為は「印刷」の歴史からスタートしています。
その歴史を肌で感じてもらう為に印刷博物館の見学を行い、さらには印刷の初期の形式である「活版印刷」を体験しました!
PCですと、簡単に文字を打ってプリンタで印刷できますが、
昔は一つひとつの文字を「拾い」、「版を組んで(組版)」、「インクを塗り」、「紙にプレスする」という様々な工程を経て印刷していました。
学生も普段とは違う手や体を使って印刷するという体験に、楽しんで取り組んでいました!
食品パッケージ(2年前期)
こちらはグラフィックデザイン科2年生の「食品パッケージ」の授業の様子です。
ハーブレモンティーの紙パック飲料を題材に、パッケージデザインの制作に取り組みました。
商品のコンセプトや開発背景に加え、実際に立体の紙パックになった際の見え方や、店頭での陳列時に消費者の目にどう映るかといった視点も重視しながら、デザインを構築する課題です。
共通のテーマでありながらも、それぞれの学生が個性を活かしたアプローチで取り組み、多彩な表現が揃いました!
完成した作品の発表では、どのデザインも見応えがあり、非常に充実した内容となりました。
冊子デザイン(2年前期)
グラフィックデザイン科2年生では、「冊子デザイン」の授業でオリジナル冊子を制作します。
この日は課外授業。神保町の竹尾見本帖本店を訪れ、紙と装丁の魅力に触れてきました!
紙素材や本の装丁のお話、ギャラリー展示を通して、制作のヒントをたくさん得ることができました。
手触りや厚み、質感、色味など・・・電子では味わえない“紙の個性”に改めて気づかされる、貴重な体験に。
この学びを活かして、どんな一冊が生まれるのか、今からとても楽しみです!
以上、今回は4つの授業の様子をご紹介しました!
グラフィックデザイン科グラフィックデザイナーコースでは、豊富な選択科目を通して様々なデザインを学ぶことができるという特徴があります。
今回紹介した以外にも様々な授業があるのですが、ご興味がある方はぜひ学科紹介ページをご覧ください!
グラフィックデザイン科について
デザインの本質を見極め、その目的を深く考える力を養います。そして、多様化するニーズに対応し、情報を的確かつ魅力的に伝えられるグラフィックデザイナーを目指します。
- ポスター、広告、商品パッケージからUI/UXまで総合的に学べる
- 自分の希望職種に合わせて授業を選択できる、豊富な選択科目数
- デザイン制作力と企画力を確実に身につける
- IllustratorとPhotoshopのほか、In Design(書籍編集)、After Effects(モーショングラフィックス)を習得できる授業あり
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