漫画家を目指す高校生にとって、「在学中や卒業直後にデビューできるのか」は気になるポイントのひとつです。
今回ご紹介するのは、マンガ科卒業後にプロ漫画家としてデビューし、講談社「別冊フレンド」で連載を持った岩井あき先生のインタビューです。
作品づくりのリアルなスケジュールから、デビュー後の葛藤、そして本校マンガ科での学びがどのように今につながっているのかまで、率直に語っていただきました!
マンガ科卒業生|漫画家・岩井あき先生
岩井 あき(いわい あき)
漫画家/東洋美術学校 マンガ科 2013年3月卒業
東洋美術学校マンガ科卒業後、第502回別フレまんがセミナーでゴールド賞を受賞し、プロ漫画家としてデビュー。講談社「別冊フレンド」にて『阿部くんに狙われてます』を連載。同作は2024年に完結し、全13巻が刊行されています。

卒業と同時にプロ漫画家デビュー
別冊フレンドで『阿部くんに狙われてます』を月イチで連載していました。
スケジュールは、プロットを考えるのに3日。ネームを描くのに1週間。下絵を1週間。ペン入れを1週間。仕上げ4日という感じ。
漫画家としてのデビューは卒業制作。2月下旬にマンガ雑誌の編集者が東美に来て学生の作品を見てくれるのですが、そのとき別フレの編集部の方の目にとまってプロデビューとなりました。
何を描いていいかわからなくなって迷走
運よくデビューしたものの、そのうち自分の強みや描きたいものがわからなくなって、5、6年ずっと迷走してました。
その間、読み切りの少女漫画を描いていたのですが、読者をときめかすかっこいい男の子が描けなくて、何度もやめようと思いましたが、東洋美術学校の卒業制作・進級制作を手伝いに行って、漫画と関わっていたのでやめないですみました。
苦しい日々を過ごしながら、諦めず続けていくうちに8ページの作品が好評になり、連載のネームを描いたら通って「阿部くんに狙われてます」が始まりました。

夏休みの体験入学で、先生に誘われマンガ科へ
東洋美術学校に入学する前はイラストレーション科志望だったのですが、夏休みの体験入学で、そこにいたマンガ科の先生に「漫画の方が向いているよ」と言われ、まんまと信じてマンガ科に入ってしまいました。

入学したときは、漫画を描いたことがなかったので、漫画家になるためのことは先生方にイチからすべてを教わりました。
正直できないことばかりで毎日泣きながら課題をするのが本当に大変でしたが、厳しいご指導のおかげでしっかりと基礎ができるようになったことは、連載をしている今、本当に助かっています。
正直、編集さんよりもマンガ科の先生方の方が厳しかったので、メンタル面も鍛えていただいた気がしています。
マンガ科の先生は強めに背中を押してくれる
マンガ科の先生たちが私の個性を理解してくださり、自分がやりたいことや描きたいものへの道を示してくださったおかげで、今につながったと思っています。
諦め癖があったので、私はおそらく独学ではデビューまではできなかったと思います…感謝しかありません。

叶えたい夢や目標があっても、一人ではどうしても迷ったりつまずいてしまうことがあると思います。そういうとき、しっかりとその目標を叶えるために先生方や講師の方にご指導いただけるのはすごく力になります。
特にマンガ科の先生方はかなり強めに背中を押してくれるので、目標に向かって全力で頑張れる学校だと思います!
MEMORIES 東美の思い出
運動会が楽しい思い出です。
私の学年はマンガ科ができた最初の年で、クラスの人たちは全員ライバルみたいな感じ。
最初は喋ることもなかったのですが、運動会でクラスの人を応援するうちに、このひと意外とよく喋るんだとか、こんな感じの人なんだとか、みんなの意外な一面を見ることができて面白かったです。
まとめ
岩井あき先生のストーリーから見えてくるのは、「デビュー=ゴール」ではなく、その先も試行錯誤が続くというリアル。そして同時に、マンガ科で培った基礎力や、先生の指導、環境が長く支えになっていることも印象的です。
描いたことがない状態からでもスタートできるのか、途中で迷ったときに支えてくれる環境はあるのか、そうした不安に対して、本校のマンガ科は一つの明確な答えを提示しています。
漫画家やWebtoon作家を目指している方、漫画業界に求められる技術や表現を学んでプロを目指したい方は、ぜひ東洋美術学校の学びをチェックしてみてください!
岩井あき先生の最新作をチェック!
岩井あき先生による最新作の読みきり「アオハル・インファイト」が別フレ6月号に掲載されています。詳細は別冊フレンド公式SNSやWebサイトをご確認ください!
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「体験入学」でマンガ科の授業を体験!
東洋美術学校では、デザイン、イラスト、マンガ、アートなど、気になる分野の授業に参加できるイベント「体験入学」を毎月開催しています。
マンガ科の体験入学では、ネーム・コマ割り、背景・パース、ストーリーの技術、クリスタ作画体験など、漫画制作に関わる学びの一部を実際に体験できます。普段から授業を受け持っている講師の指導を受けて「自分に合った漫画の専門学校かどうか」を具体的にイメージしやすくなります。
東京で漫画を学べる専門学校を探している方、漫画家やWebtoon作家を目指したい方は、ぜひ一度、東洋美術学校のマンガ科を体験しにご来校ください!
- 6月14日(日) パースを使って背景を描いてみよう
- 6月28日(日) 漫画の1シーンを描こう【デジタル・アナログ選択OK】
▶︎アナログ画材で体験
▶︎デジタル画材で体験
東洋美術学校マンガ科とは

東洋美術学校マンガ科は、漫画家を目指す人のために、プロット、ネーム、コマ割り、キャラクターデザイン、アナログ・デジタル画材の扱いなど、漫画テクニックをトータルで指導しており、また近年需要が高まっているWebtoon(縦読み漫画)まで幅広く学べる2年制の学科です。
初心者でも基礎から学んで1年後期には読切制作に取り組み、先生の個別指導や出張編集部などを通して、在学中からデビューや投稿、持ち込みを意識した実践力を育てます。
描いた経験が少ない状態からでも、先生の指導を受けながら作品づくりに向き合い、漫画家デビューを目指せる環境があります。









