【産学連携授業】(株)東京・森と市庭 × 東洋美術学校 プロジェクト始動!&奥多摩見学ツアーレポート🌲🚶

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今年もクリエイティブデザイン科高度プロダクト専攻 2・3学年の生徒たちが、株式会社東京・森と市庭 とコラボレーション(産学連携)して「多摩産材を活かしたデザインワーク」に取り組みます!

多摩産材とは、東京都内の多摩地域で生育しその地区で生産・認証された木材のことを指します🌲
この産学連携授業は2・3年生合同通年の授業「ACTIVE DESIGN」で行います。

昨年実績の記事はこちら

2024年度のデザインテーマは、木材 × 子供 × 遊び × 防災

今回は奥多摩の「木材」を利用した「遊び」を考えていきます。連携企業の株式会社東京・森と市庭では保育園や幼稚園に向けたワークショップ事業や遊具制作の実績があることから、ターゲットを「子供」に絞ってデザインアウトプットに取り組みます。

そして、最終的には成果物をイベントで発表することを目標に、イベントテーマ「防災」についても考えていきます。※出展イベントは詳細が決定次第、告知いたします!

企画〜制作〜展示まで、約1年かけて取り組んでいきます。

奥多摩見学ツアーへ、いざ出発!

「多摩産材の素材そのものを活かしたデザインワーク」を開始するにあたり、先日生徒たちは実際に奥多摩へ行って林業や多摩木材についての知識を学んだり、多摩産材の間伐などを体験しました! その様子をレポートします。

11:00 現地集合 〜 山に移動

現地に集合し、株式会社東京・森と市庭が管理する山に移動。
雨の予報でしたが、奇跡的に雨は降らず、過ごしやすい気温の中で行いました!

11:30 ワークショップ開始!

はじめに、東京の森や木についてレクチャーを受けました。はじめに暗い森について。間伐をしていない森は光が入らず、光合成ができずに木がやせ細っているのがわかります。

間伐とは、成長した木を計画的に伐採することで森に光や風を通し、若い木の成長を促す作業です。

続いて、明るい森についてレクチャーを受けました。間伐をすることによって光が入りやすくなり、他の木も成長し、地面の植物も育ちやすくなります。

実際に森を見ながら説明を聞くと、その違いをより実感することができますね。

12:00 昼食タイム

株式会社東京・森と市庭様のご厚意で、焚き火をしながらお昼をいただくことになりました!

みんなで薪を割る
火をおこす

生徒達は二手に分かれて、薪を割って火をおこしたり、座る簡易ベンチを作って準備を進めます。

焚き火のまわりに簡易ベンチをセット
森の中で昼食をいただく

みんなで火を囲んで暖を取りながら昼食をいただきました。また、スタッフの方からマシュマロをいただいたので焼いてみたり、ツリーハウスに登ったり、改めて東京とは思えない雄大な景色を眺めたりしながら休憩をとりました。

自然の中で食べるマシュマロは別格の美味しさ!
休憩の合間にツリーハウスに登る生徒たち。
13:00 間伐体験

いよいよ間伐作業の体験に入ります。
前半の森見学の中で語られた間伐の重要性。森の環境を健全に保つためには、定期的な間伐作業が必要です。

安全の為、ヘルメットを装着して取り組む

レクチャーに従いながら、木を倒す方向に合わせて、生徒の手で切り込みを入れていきます。

間伐する木に切り込みを入れる生徒
スタッフの方によるチェンソーを使った実演

続いて、木を安全に倒すためのレクチャーを受けて、レバー操作なども体験。
無事に間伐を成功させることができました。

間伐した木の上を見上げると、少し光が入るようになっているのがわかります。
体験を通して、間伐の重要性をしっかり学ぶことができました。

14:00 製材所に到着 〜 製材所ツアー

続いて、製材所を見学していきました。
専用の大きな機械や、加工前・加工後の木材などが並んでおり、迫力があります。

加工前の木材
製材所に設置されている専用の機械

そして製材所内のスペースで株式会社東京・森と市庭の活動内容を詳しくお聞きし、これから1年かけて取り組んでいく授業課題の目的と終着点についての説明を受けました。

最後に、製材所の端材などを集めてその場でお土産作りのワークショップを行いました!
思い思いの形に削ったり、組み合わせたり、自由な発想で試行錯誤しながら製作していきます。

さすが2・3年生! 慣れた手つきで様々な工具を扱っていました。

完成後は即興で製作した作品を簡単に発表し合いました。皆さんお疲れ様でした!

産学連携授業に関するニュースは今後も更新予定です!

産学連携授業を含め、授業・イベント・受賞などのニュースをWeb&SNSで随時更新中です。ぜひ今後もチェックをお願いいたします!

[4年制] クリエイティブデザイン科高度プロダクトデザイン専攻について

家電製品、生活用品、おもちゃ、文具、カーデザインなどの工業製品のほか、アクセサリー、工芸作品などクラフトまでを学び、プロダクトデザイナーから工芸作家まで「モノづくり」のスペシャリストを目指す学科です。
製図やスケッチ等の表現技術の基礎、モデリング等の立体造形の基礎を学び、様々な素材を用いた演習で視野を広げます。また、デザイン制作における一連の過程を学びます。応用で実践的な技術を身につけ、3〜4年次は異素材を組み合わせた制作や展示を通して更なる造形美を目指します。また、プレゼンテーションや産学連携授業で課題発見の目を養います。

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