中国水墨画科

水墨画は悠久の歴史を持ち、東洋絵画の代表として重要なポジションにあります。伝統が見直されている今、水墨画に対する評価と注目も高まっています。中国水墨画科では、中国の国立中央美術学院の教育方法を取り入れたカリキュラムと、中国客員教授の直接指導で、他には無いハイレベルな水墨画授業を行っています。模写~写生~創作という授業の流れの中で、模写で伝統的な技法を、写生では自然の摂理を学び、創作においてそれらを融合させた自分なりの水墨画表現を模索していきます。筆づかいや墨の濃淡乾湿といった技術の習得だけでなく、水墨画理論、美術史など、総合的に学ぶことができます。

カリキュラム

1年次は素描、色彩などの造形基礎から学びはじめ、水墨画の基礎となる線描、花鳥画の模写、写生、創作の課題を通して、各種道具の使い方、技法、構図を学びます。2年次には、これまで身につけた技術をもとに、人物画、山水画を通して自然と個性の融合を目指した学習を進めます。

1年次[前期]
素描、クロッキー、色彩などで造形芸術の基礎を学びます。同時に線描練習により水墨画の基礎づくりも始めます。


素描(幾何形体・静物・花・石膏)/ 色彩(果物・花・風景)/ 人物素描(肖像・半身・全身)/ 中国水墨画基礎(線描)/ 中国美術史 / 中国画論 / 中国語 / 書道

1年次[後期]
水墨画の専門学習に入ります。花鳥画の模写と写生で伝統的な線描、着色、構図の取り方、観察方法などを学び、小作品を制作します。


造形基礎 / 工筆花鳥模写 / 工筆花鳥写生 / 写意花鳥模写 / 写意花鳥写生 / 花鳥創作 / 技法材料研究 / 中国美術史 / 中国画論 / 中国語 / 書道 / 就職ガイダンス

2年次[前期]
模写、写生、創作の流れで人物画を学びます。芸術の素養を高め、筆と墨による造形表現をより深く理解していきます。


造形基礎 / 工筆人物模写 / 工筆人物写生 / 写意人物模写 / 写意人物写生 / 人物小品 / 中国美術史 / 中国画論 / 中国語 / 書道

2年次[後期]
山水画を通してさらに水墨画への理解を深め、2年間の学習の総仕上げとして卒業制作を完成させます。


造形基礎 / 山水模写 / 山水写生 / 山水創作 / 卒業制作 / 中国美術史 / 中国画論 / 中国語 / 書道

主な授業

<工筆花鳥模写> 細密技法で描かれたものを「工筆画」と呼びます。にじみ止めをした絹や紙に、墨で線描し、着色していきます。薄い色を何度も塗り重ねることで、透明感ある仕上がりになり

<写意花鳥模写>  実技授業では先生が実際に描いて見せてくれます。筆の運び、墨のつけ方などを、より早く理解することができます。

<人物写生>  モデルの写生では、人物の形や比率を正確に捉えるだけでなく、その人から受ける印象や性格なども表現していきます。

<中国客員教授との交流>  学期ごとに来日する中国の先生方とは水墨画を習う以外にも日中の文化・習慣の違いや、最新の流行などさまざまな話題で交流を深めています。

受賞実績
  • 雪舟国際美術協会展/入選
  • 全日本水墨画秀作展/入選
  • 総合水墨画展/入選など他多数(過去の実績を含む)
  • 中国美術研修旅行(山西、福建、桂林 他)
  • 国際水墨画交流展/出展など。
初年度入学金
入学金 ¥120,000
教育充実費 ¥70,000
前期授業料 ¥432,000
校費 ¥169,000
その他 ¥20,000
後期授業料 ¥432,000
初年度学費合計 ¥1,243,000

※中国中央美術学院との教育提携30周年を記念し、入学優遇制度有り。詳しくは本校入学相談室までお問い合わせ下さい。

授業時間
1限目 9:00〜10:30
2限目 10:40〜12:10
昼休み 12:10〜13:00
3限目 13:00〜14:30
4限目 14:40〜16:10

※授業の間に10分の休憩時間があります。