【絵画科】卒業生から学ぶアーティストとしての生き方〜浅岡咲子展〜

浅岡咲子個展 TOPICS

去る2015年12月3日から15日までの2週間、東洋美術学校、絵画科卒業生の浅岡咲子さんが、東京・国立の画廊「コート・ギャラリー国立」にて、個展を開催しました。現在、その作品が評価され、国内外問わず知名度を上げています。今後、更なる活躍が期待される若手アーティストとして注目されています。

会場の目玉になっていた横幅約7mの大作。これだけの大きさの絵を描くには、かなりの体力と気力が要求されます。

さて、芸術家を志している学生達にとって、自身の創作活動で生計を立てて行くにはどうしたら良いの?という事が、卒業後の最大の課題になってきます。作家として成功するための「王道はこれ」といったものは無く、自分の道は独自に切り開くしかありません。個性的で魅力的な作品の数々が人を惹きつけますが、それ以上に人との交流、ご縁を大切にする気持ちが次の道を切り開きます。今回の浅岡さんの個展も、人伝いに紹介されて、開催に至りました。また、そこまで知名度を上げていくには、様々なコンペで地道に入選する事も大切になってきます。浅岡さん自身、大きなコンペで大賞を受賞して以来、様々な話を頂く機会が多くなったとの事でした。

コンペに入選するには、それなりの力が要求されます。浅岡さんは、学生時代に単身イギリスに留学し、友人たちの顔を描き続ける中で『自分にしか無い自由な表現』を身につけました。また、本校絵画科の講師陣の教育方針が自由な表現を推奨しているため、自身の成長に拍車がかかったとの事でした。
芸術家の数だけ物語があります。将来、絵で生活をして行きたい!という方は、現在活躍されている多くの作家さんの話を聞いてみてはいかがでしょうか。

作家プロフィール

浅岡咲子 Asaoka Sakiko
1989年 東京生まれ
2012年 東洋美術学校 造形美術科高度絵画専攻 卒業
2012年 シェル美術賞2012 入選
2014年 損保ジャパン美術賞FACE2014 審査員特別賞受賞
2015年 「コカ・コーラ」ボトル100周年企画アートスリムボトルチャリティ 参加
2015年 個展「浅岡咲子展」開催

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